ブックタイトル研修総合カタログ 2019 Autumn Winter

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概要

研修総合カタログ 2019 Autumn Winter

2025年の崖を回避せよ!デジタルトランスフォーメーション(DX)の波に乗り遅れつつある日本。経済産業省は昨年『2025年の崖』という提言レポートを発表し、日本企業が保有するIT基幹システムとそれを支えるIT業界の構造的な問題に警鐘を鳴らしました。2025年、あなたの会社はどうなっていますか?会社案内各種サービス巻頭特集ビジネストレーニングITトレーニンググローバルトレーニングお役立ち情報過剰にカスタマイズされた「レガシーシステム」のリスク経済産業省は昨年『2025年の崖※』というレポートを発表し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を阻害するキーポイントとして、「レガシーシステム」の存在を挙げています。「レガシーシステム」とは、業務に合わせて過剰なカスタマイズを長年繰り返したことで、技術的な老朽化・肥大化・複雑化・ブラックボックス化してしまったシステムを指します。レガシーシステムを使い続けると、ベンダーロックインや維持管理の属人化・コスト増を招き、結果として経済全体に大きな悪影響が出ると予想されています。2025年悲観のシナリオレガシーシステムを使い続けると・・・ユーザ企業・SIへの依存度が進行・DXで敗者になる・負債をかかえる・セキュリティリスク・災害リスクSI企業・レガシーシステムの維持管理にリソースを取られる・新しい技術を修得できない・人月商売、委託構造で低い給与体系に甘んじる「2025年の崖」から落ちないためにできることシステム老朽化によるトラブルで生じる経済損失毎年最大12兆円基幹システムを21年以上稼働している企業の割合60%不足するIT人材の人数43万人IT予算における保守運用費の割合90%以上レガシーシステムから脱却するためにとるべき道も、同レポートは示唆しています。それは、「システム標準化」と「DXへの注力」です。ユーザ企業側は、直接利益を生まない“非競争領域”の業務をシンプル化し、システムに対して過剰なカスタマイズをしないと割り切ることが必要です。また複数の企業が共同で業界標準となるシステムを構築し、コストを下げることも良い方法です。SI企業側でも、ユーザと協業して標準化したシステムをSaaSとして販売することで、人月単位の受託業務から脱却し、新規事業やDX領域にチャレンジする余裕が生まれます。これらが上手く機能し成長路線が軌道にのれば、2030年には実質GDPが130兆円のプラスになるという明るい未来が描かれています。2025年明るいシナリオDX活用でクラウド2030年システム標準化・DXへ注力成長路線へSaaS型ビジネスへ注力実質GDP130兆円プラスユーザ企業・DX活用へ多くのリソースを投入し、成長路線へシフト・業務を変え、既存システムを捨てる覚悟が必要SI企業・受託業務から脱却・新規事業の開拓・クラウドSaaS型ビジネスへの転換・ユーザ企業と協業してプロダクト開発14※出典:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.htm