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少人数からでも専門的なIT実務スキルを習得
情報システム部門特化の研修で、新入社員の立ち上がりを加速

株式会社東京スター銀行 事例紹介

(公開日:2026年1月5日)

DXの進展や様々な業務のデジタル化が進む中で、情報システム部門が担う役割や業務の重要度は増しています。人員増強のため、情報システム部門への新入社員の採用を積極的に行っている企業が増えている一方、配属時点では「ITの基礎知識が不足している」「実務に直結するスキルが身についていない」という課題を抱えている企業が多いのではないでしょうか。その場合は、先輩社員による追加の研修やOJTが必要となり、現場の負担増加の一因ともなります。

株式会社東京スター銀行でも、従来の銀行業務を中心とした新入社員研修だけでは、IT部門に必要なスキルをカバーできないという悩みを抱えていました。
そんな課題を解決するために導入されたのが、トレノケート株式会社が提供する複数社合同新入社員研修「MIX TRAIN®」の情報システム部門配属者向け研修(※)です。
※2026年度より「ITデジタル職」コースに名称を変更

今回は、MIX TRAINを導入された東京スター銀行 IT戦略部の和田様にインタビューを実施。導入の背景や効果、今後の人材育成の展望について伺いました。

お客様概要

会社名 株式会社東京スター銀行
事業内容 銀行サービス
資本金 260億円
従業員数 1,230人(※嘱託および臨時従業員を含まず。2025年3月末現在、連結)
会社URL https://www.tokyostarbank.co.jp/

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今回お話をお伺いした方

株式会社東京スター銀行 和田圭悟 様

株式会社東京スター銀行
IT戦略部 デジタル推進 アシスタントヴァイスプレジデント
和田 圭悟 様

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この事例のポイント

導入前の課題・背景

  • 新入社員研修は銀行業務中心で、情報システム部門配属者に必要なIT基礎知識や実務スキルの習得が必要
  • 現場の先輩社員が通常業務と並行して、限られた時間の中で配属後の新入社員教育に取り組んでいる

導入後の成果

  • 実務に近い演習と社外交流を通じ、ヒアリング・提案力やコミュニケーション力を習得できた
  • 研修後の新入社員が配属先での業務習得が早くなり、現場で育成にかかる時間が軽減された

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MIX TRAIN導入前の課題

MIX TRAINを導入する前、IT部門配属の新入社員に対してどのような課題を感じていましたか?

和田様

当行の新入社員研修は、配属先に関わらず全新人社員共通で行われる研修のため、銀行業務の理解を深めることを目的としたプログラムです。銀行業務に関する研修は業務の根幹に関わるため必要不可欠であり、全社員にとって重要な内容です。しかし、IT部門に配属される社員にとっては、配属前の社内研修ではITに特化したプログラムがないことから、ITの知識は学生時代に培ったものをもとに、配属後にOJTを通して習得することになります。

例えば、大学でプログラミングを学んでいたとしても、学生時代は自分の興味に沿った課題に個人で取り組むことが多く、チームでの開発経験や業務上のコミュニケーションスキルを習得する機会は限られています。一方、社内のITを担う私たちの立場では、ITスキルだけでなく、社会人としての適切なコミュニケーションを通じてチームで協働しながら開発を進める力が不可欠です。こうした実務とのギャップに戸惑う新入社員も多く、現場ではその不安を受け止め、着実に成長を支援するサポート体制の重要性が一層高まっていました。

現場としても新入社員教育に苦労されていたのでしょうか?

和田様

そうですね。現場の先輩社員は通常業務に取り組みながらも、限られた時間の中で育成・サポートに努めているため、集中したサポートが難しく、新入社員の業務習得に一定の時間を要するケースもありました。

現場から「IT研修を増やしてほしい」といった声はあったのでしょうか。

和田様

ITリテラシーを向上させるための研修は数多く提供されていますが、「情報システム部門の新入社員向けに特化した研修が存在していない」という点について、情報システム部門内で課題に感じておりました。
銀行業務とIT業務では求められるスキルが大きく異なるため、社内研修で双方のスキルをつなぐ仕組みが必要であり、特に新入社員の習熟度に応じた橋渡し研修の必要性が高まっていました。

そのため、配属前に情報システム部門に配属されるIT人財として基礎知識やより実務に近いスキルを学べる研修が必要だと判断し、情報システム部門配属の新入社員向け研修の導入を検討することになりました。

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トレノケートのMIX TRAINが選ばれた理由

他社の研修ではなく、トレノケートのMIX TRAINを選ばれた理由を教えてください。

和田様

一番の理由は、事業会社の情報システム部門に特化した研修である点です。世の中にはITエンジニア向けの研修はたくさんありますが、その多くはシステム開発会社を対象にしています。

私たちのように銀行の情報システム部門にあたる部署では、アプリケーションやシステム開発のようなITスキルだけでなく、「社内業務を理解したうえでシステムを企画・運用する力」が求められますが、そうした人財像に合わせた新入研修はほとんど存在していません。またIT戦略部への毎年の配属人数を考えると、少人数で導入できるという点も決め手でした。

実際に研修先を探した際も、比較対象になるサービスがほとんどなく、MIX TRAINは「ここまでフィットする研修は他にない」と感じましたね。

まず、内容面で魅力を感じていただいていたのですね。研修形式については、どのような点を魅力に感じていただいたのでしょうか?

和田様

複数社合同という研修形式も大きな魅力でした。自社だけで新入社員を集めても人数が限られるため、十分な演習やディスカッションを行うのが難しい場合があります。
その点、MIX TRAINでは他社の新入社員と一緒に学べるため、自社の採用が少数でもプログラム全体を成立させられる点がありがたいと感じました。

また、他社の新入社員と交流することで刺激を受け、自分の立ち位置や強み・弱みに気づけるのも魅力ですね。社外同期を持てるというのは、若手にとって非常に貴重な体験になると思います。

最終的に、決め手となったのはどのポイントだったのでしょうか?

和田様

やはり「他社にはない」という点です。ITエンジニア向けの新入社員研修は世の中に数多くありますが、銀行のような、ITユーザー側である企業の情報システム部門に特化したものは極めて少ない。私たちが探した中でも、実質的に選択肢はMIX TRAIN一択でした。他社にないユニークさ、そして合同形式ならではの強みが合致したことが、トレノケートを選んだ最大の理由です。

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MIX TRAINを通じて感じた効果

実際に研修を受けてみて、新入社員にはどんな変化が見られましたか?

和田様

まず大きな効果として感じているのは、実務に近いプロセスを体験できたことです。学生時代にプログラミングを学んだことがある新入社員でも、実際の業務で求められるのは「自分のために作る」システムではありません。社内の利用者の要望を聞いたうえで企画・提案を行い、システムに落とし込む必要があります。研修ではこうした流れを演習として経験できたので、配属後のイメージを持ちやすくなったと思います。

また、立ち居振る舞いや言葉遣いといった社会人の基礎力も身についたと感じています。社内だけでは得にくい「外部の講師や他社の新入社員と接する機会」があったからこそ、自然とコミュニケーション力が磨かれたと思いますね。

研修の中でも特に印象に残ったプログラムはありましたか?

和田様

提案書作成のロールプレイング研修は非常に印象に残っています。与えられた課題に対して、必要な機能や費用対効果を検討し、最終的にシステム導入の提案書をまとめるという内容です。講師が部長役やビジネス部門の担当者役を演じ、実際にヒアリングを行う場面もありました。利害関係者によって意見が異なる中でどう調整するか、何を優先するかを考えるのは、まさに実務そのものだったと感じます。

さらに印象的だったのは講師からのフィードバックです。単に「ここを直した方が良い」という指摘ではなく、「なぜその構成にしたのか」と意図を確認したうえで、「その目的ならこういう方法もある」と改善策を提案していただけました。受講者自身の考えを尊重しながら導いてもらえた点は、非常に価値があったと思います。

研修終了後、導入効果を実感した場面はありましたか?

和田様

配属後の業務習得が確実に早まったと感じています。特に業務が多忙な部署では、先輩社員が新入社員に常に手取り足取り教えるのは難しいのですが、研修を通じて基礎を学んだ状態で配属されるため、指示の理解度が高く、業務に入るスピードが速くなりました。

また、研修で学んだ内容を活かし、システム更改プロジェクトの一員として活躍する新入社員も出てきています。具体的には、プロジェクトにおけるITベンダーさんの管理、社内調整およびシステムの単体テスト等を担当することで、IT部門に必要な社外および他部署との調整力を養う経験ができています。新入社員が早い段階からこうしたプロジェクトに挑戦できているのは、MIX TRAINで「自分の役割」を明確に理解できたからこそだと思います。

社外同期との交流についてはいかがでしたか?

和田様

社外同期の存在も大きかったですね。銀行の情報システム部門は外部委託先のITベンダーさん等他社と交流する機会が非常に多いです。それだけに、1年目の早い段階から他社の新入社員と意見交換をすることは、良い刺激になったと思います。閉じた環境にいると「うちのやり方が当たり前」となりがちですが、幅広い考え方に触れることで視野が広がったと感じます。

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研修カリキュラムへの評価と改善点

研修カリキュラム全体を通じて良かった点はありますか?

和田様

まず良かった点としては、基礎的な知識と、実務に直結する経験の両方を獲得できたことです。例えば、当行では開発業務の多くを外部委託しているのですが、そもそもITやシステム開発の基本を知らないと「どこまでを自社で対応できるのか」「どこからを委託すべきか」といった線引きができません。結果として委託先とのコミュニケーションが噛み合わなくなってしまうこともあるのですが、MIX TRAINで基礎を学んだことで、そうした部分の理解が進んだと思います。

また、企画業務の演習も評価が高かったポイントです。システム導入を企画する際には、自分のやりたいことがすべて通るわけではありません。費用対効果を考慮し、上長の承認を得て、キーパーソンを巻き込んで調整していく必要があります。これらは実務で必ず直面する課題ですが、通常の新入社員研修ではなかなか触れることができません。今回、演習を通じてその難しさを体験できたことは大きな収穫だったと思います。

一方で、改善が必要だと感じられた点はありましたか?

和田様

ひとつは、日報の閲覧方法です。TLS*にログインしても、日報にたどり着くまでに3~4回画面を遷移する必要があり、初見では探しにくいと感じました。私は事務局として積極的に確認するうちに慣れましたが、利用頻度があまり高くないと戸惑うと思いますので、その点は改善していただけるとうれしいですね。
*TLS:Trainocate Learning Stationの略。トレノケートが提供するLMS(学習管理システム)の名称

また、中間報告の機会があればさらに良かったと感じます。私たちの場合、2ヵ月の研修の最終日に成果報告が行われましたが、1ヵ月経過時点での進捗を確認できれば、成長度合いを比較しやすくなると思いました。

そのほか、小テストのような仕組みがあると良いという意見もありましたね。演習中心の研修はアウトプットが多く学びやすい一方で、知識定着の観点からは定期的な確認テストがあると理解度を把握しやすいと思います。
全体としては非常に満足していますが、これらの改善が加われば、より効果の高い研修になるのではないかと感じています。

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今後のIT人材育成の展望

東京スター銀行として、今後どのような人材を育成していきたいと考えていますか?

和田様

目指しているのは、部署や役割に縛られずに視野を広く活躍できる「事業会社のIT人財(=ビジネス戦略をITで実現する人財)」です。ITにだけ詳しいのではなく、ビジネス側の視点を理解し、両者の橋渡しができる存在が理想ですね。
銀行の中でIT部門はどうしても裏方のイメージがありますが、実際には業務プロセスや顧客サービスを根本から変えていく重要な役割を担っています。だからこそ、ITスキルだけでなく、ビジネス部門と円滑に対話できる力が求められると思います。

また、これまでは「守りのIT」、つまりシステムの安定稼働やリスク管理を中心にした取り組みが多い傾向にありましたが、今後はデータ活用や業務効率化、新しい金融サービスの企画といった「攻めのIT」が必要になります。そうした場面では、システムを理解するだけでなく、現場の課題を把握して提案できる力が不可欠です。

先ほどもお伝えした通り、MIX TRAINを受講した新入社員の中には、システム更改プロジェクトの一員としてITベンダー管理や社内調整に従事する人も出てきています。こうした経験を積み重ねることで、「自分の携わったプロジェクトでリリースされたシステムが、銀行業務の最適化に寄与している」という実感を得てほしいと考えています。

それが3年後、5年後に大きな自信となり、より高度なIT戦略を担える人財へと成長していくはずです。
銀行という枠組みにとらわれず、汎用性の高いスキルを持ち、どの部門においても価値を発揮できる人財。そんな人財を一人でも多く育成していくことが、今後の目標です。

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MIX TRAINを検討中の企業へのメッセージ

最後に、MIX TRAINの導入を検討している企業へメッセージをお願いします。

和田様

事業会社の情報システム部門に新入社員を迎える企業にとって、MIX TRAINの情報システム部門コースは非常に有効な研修だと思います。
IT専門人財の採用人数が少ない事業会社では、IT部門専用の研修を自前で用意するのが難しく、結果として新入社員は事業会社の本業に関する一般的な業務研修しか受けないまま配属され、システム開発に必要なノウハウは現場での実践を通じて身につけていく形が中心となりがちです。

その点、MIX TRAINを活用すれば、配属前に基礎を網羅的に学べるため、現場でのOJTをスムーズに進めることができます。新入社員自身も「なぜこの業務が必要なのか」を理解したうえで行動でき、先輩社員も安心して指導に専念できる。結果として組織全体の負担が減り、新入社員の立ち上がりが早まるというメリットを実感できるはずです。

また、MIX TRAINは複数社合同形式で実施されるため、他社の新入社員との交流が自然に生まれる点も大きな魅力でした。社外とのコミュニケーションが不可欠である情報システム部門にとって、社外の同期と議論できる経験は、視野を広げ、将来のキャリアにも良い影響を与えるのではないでしょうか。

もし「新入社員のITスキル不足」に課題を感じている企業があれば、業種を問わず、MIX TRAINを導入する価値は大きいと思います。

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ご利用いただいたサービス「MIX TRAIN」について

MIX TRAIN®は、複数社合同型の新入社員研修プログラムです。
2025年より新規に開設した「情報システム部門配属」コース(※)は、従来の新入社員研修ではカバーしきれなかった「事業会社の情報システム部門に必要な基礎知識・スキル」を体系的に学べる点が特徴です。単なるITエンジニア育成ではなく、事業会社における情報システム人材としての役割を意識した設計になっており、ITとビジネスを結びつける力を身につけることができます。
※2026年度より「ITデジタル職」コースに名称を変更

また、複数社合同形式のため、最小1名からの少人数での参加も可能です。他社の新入社員と共に学ぶことで刺激を受け、社外同期との交流を通じて視野を広げられるのも大きなメリットです。

さらに、演習やグループワークを重視したカリキュラム構成により、配属後に直結する実務スキルを習得できます。企画・提案・ヒアリングといったプロセスを実践的に学ぶことで、「配属初日から現場で活躍できる新入社員」を目指せる研修となっています。

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