目指しているのは、部署や役割に縛られずに視野を広く活躍できる「事業会社のIT人財(=ビジネス戦略をITで実現する人財)」です。ITにだけ詳しいのではなく、ビジネス側の視点を理解し、両者の橋渡しができる存在が理想ですね。
銀行の中でIT部門はどうしても裏方のイメージがありますが、実際には業務プロセスや顧客サービスを根本から変えていく重要な役割を担っています。だからこそ、ITスキルだけでなく、ビジネス部門と円滑に対話できる力が求められると思います。
また、これまでは「守りのIT」、つまりシステムの安定稼働やリスク管理を中心にした取り組みが多い傾向にありましたが、今後はデータ活用や業務効率化、新しい金融サービスの企画といった「攻めのIT」が必要になります。そうした場面では、システムを理解するだけでなく、現場の課題を把握して提案できる力が不可欠です。
先ほどもお伝えした通り、MIX TRAINを受講した新入社員の中には、システム更改プロジェクトの一員としてITベンダー管理や社内調整に従事する人も出てきています。こうした経験を積み重ねることで、「自分の携わったプロジェクトでリリースされたシステムが、銀行業務の最適化に寄与している」という実感を得てほしいと考えています。
それが3年後、5年後に大きな自信となり、より高度なIT戦略を担える人財へと成長していくはずです。
銀行という枠組みにとらわれず、汎用性の高いスキルを持ち、どの部門においても価値を発揮できる人財。そんな人財を一人でも多く育成していくことが、今後の目標です。